9月下旬
03.09.22(月)
・今日から制作部に「千尋」の時手伝ってくれた伊藤君が出社。これで制作は、万全の体制へ? 早速、斎藤君が外回りの事や、備品の置き場、チェックの仕方等々を教えていたが、場所もシステムも変わってしまった為、以前の感を取り戻すのはもう少し先か。
・またまた社内原画さんの手が空きそう。 休み明けにコンテを少しでも貰えるか! 好御期待。

03.09.24(水)
・制作部待ちに待った絵コンテが、少しだけUP。早速作打ちを行うも、すべて打ち合わせて終了。あー次のコンテは、何時だろう…。
・今日も制作伊藤君は、斎藤君について外回り。「千尋」の時の外注さんが引越していたりする為、一から道を覚えなくてならない。

03.09.25(木)
・制作伊藤君にとっての最大の難関、ハーモニー用「マシーンがけ」を斎藤君指導で行う。しかし、なんせ初めてだし、組線と違って線が細く細かく複雑と来ている。結局斎藤君がマシーンがけをして終了。

03.09.26(金)
・本日定例のラッシュチェックが行われる。これで、150cutは超えました。今回はリテークも無くほっとするメインスタッフ。
・明日は、ジブリの月に一度の定休日。今週は、祭日があった為、実質4日の出勤。当たり前の事だが、中々制作の思うように数字が伸びない。こんな時、制作は精神的に焦ります。

03.09.29(月)
・社内原画さんの手が空きそうな為、明日、早急に作打ちを決める。さらに、Dパート以降の処理打ち合わせも同時に決める。
・非常に不謹慎な事なのだが、ここ数週間地震が頻発している為、制作の渡辺氏と神村氏との間で「地震雲」なるものが盛り上がっている。ここ数日二人して空を見上げては、「あの雲は怪しい。」とか話し合っている。

03.09.30(火)
・早いもので、今日でもう9月も終わり。「光陰矢のごとし」とは、よく言いますが本当に早い、早すぎる。本日も何とか無事に社内原画さんの作画打ち合わせとメインスタッフの処理打ち合わせを行いましたが、本編の先が未だ見えずじまいで・・・。後何回打ち合わせをすれば良いのだろう。時間だけが過ぎて行く…。

この日誌はスタジオジブリ公式HPから
新作「ハウルの動く城」に関する部分を抜粋したものです。
全文は公式HPでご覧ください。

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