6月中旬
03.06.11(水)
・今日新人原画さんから「今週で終わりそうだ。」と言われる。予定より思いのほか早く上がりそうなのだ。本来なら大喜びといったところだが、コンテが無いのでトホホ状態。早くコンテが欲しい…。

03.06.12(木)
・今週は、原画の上がりがどうも・・・。夕方、原画さんに聞いて回る。

03.06.14(土)
・今週の上がりがいまいちだったので、夜、神村氏が残っているスタッフに進行状況を聞いて回っていた。

03.06.16(月)
・朝一番で宮崎監督が「途中までだが」と絵コンテを持ってくる。待ってましたとばかりにコンテを大量コピー。先週で手持ちの原画が終わりそうな人が3人程いたので、早速午後から作打ちを行う。神村氏ホッと一安心。
・上がった絵コンテを制作一同で読むが、なんとなく予定より長くなりそうな予感が…。

03.06.17(火)
・11時より、上がった分のコンテの処理打ち合わせを行う。随分久しぶりなので、なんだか新鮮な感じがして、和やかな雰囲気のうちに無事終了。
・夜遅く、原画さんからラフのレイアウトが上がったので回収をとの電話。上がりを回収し、演出の山下さんと作画監督の稲村さんに見せると、二人とも思わず笑ってしまうほど強烈なレイアウトが。しかし、あまりに凄い描写なので今後の展開を考えると、素直に笑えない制作であった。

03.06.18(水)
・劇中に出てくるハウルの部屋の中が凄いことになっている。余りにも小物が多い為、何をどう処理するのか見当もつかない。結果は劇場で見てください。

03.06.19(木)
・「ハウル」のCパートをお願いしていた原画さんがようやくIN。早速作打ちを行う。

この日誌はスタジオジブリ公式HPから
新作「ハウルの動く城」に関する部分を抜粋したものです。
全文は公式HPでご覧ください。

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